スポーツ障害(ベネットBennet損傷)
スポーツ障害の総称名として、内側上顆炎を含む主に肘部内側の障害を野球肘、外側上顆炎を含む肘部外側の障害をテニス肘と呼んでいるが、はっきりした原因がなく発症するものや、仕事や日常生活上の使いすぎにより発症するものも多くある。
ベネット損傷は、野球歴の長い選手、とくに投手に多く、肩関節窩後下方の骨増殖による骨棘(上腕三頭筋長頭起始部付近や関節窩後下縁の骨棘)をさす。また、クアドリラテラルスペースquadrilateral space(後方四角腔)シンドロームにおける腋窩神経の絞扼を助長する一要因と考えられている。
発生機序
投球動作により上腕三頭筋長頭や後方関節包に繰り返し牽引力がかかり起こる骨膜反応と考えられる。上腕三頭筋長頭や後下方関節包の拘縮を合併することが多い。
症状
(1)無症状のものも多いが、投球のコッキング期、フォロースルー期に肩後方の疼痛や脱力感を訴える。
(2)肩関節後方に圧痛がある。
(3)外転、外旋を強制すると肩の後方に疼痛を生じる。
(4)肩関節の内旋可動域が減少する。
加古川市 真 接骨院では患者様一人一人問診にじっくり時間を取り、主訴・患者様の希望・懸念・既往歴・生活歴等を把握してから視診・触診・計測評価・動的評価・神経学的評価・各種徒手検査を行い患者様が訴える不調の原因を見つけ出し、患者様一人一人に合った手技・RICE処置・ストレッチ・テーピングを施し不調の原因を改善、健康な身体へと導いていきます。