スポーツ障害(SLAP(superior labrum anterior and posterior)損傷)
スポーツ障害の総称名として、内側上顆炎を含む主に肘部内側の障害を野球肘、外側上顆炎を含む肘部外側の障害をテニス肘と呼んでいるが、はっきりした原因がなく発症するものや、仕事や日常生活上の使いすぎにより発症するものも多くある。
関節唇は関節窩の全周に付着し、関節窩と関節包とをつなぐ線維性軟骨であり、投球動作による繰り返しの負荷により肩関節の上方の関節唇(上腕二頭筋長頭腱付着部)が剥離、断裂する。
発生機序
投球動作のコッキング期後期に外転、外旋を強制され、生じやすいとされているが、リリース期やフォロースルー期での痛みの発生報告もあり、また上腕二頭筋腱の牽引による原因も否定できない。外傷に伴う場合、肘関節伸展、肩関節外転位で手を衝き、骨頭が上方に突かれ損傷した報告、コンタクトスポーツ中に腕を引っ張られ損傷した報告、柔道で袖を掴んでいる状態で技を返され損傷した報告もある。
症状
投球時(コッキング期からリリース期にかけて)、上腕の挙上回旋運動時に断裂した関節唇が引っかかり、疼痛や不安定感を呈する。
加古川市 真 接骨院では患者様一人一人問診にじっくり時間を取り、主訴・患者様の希望・懸念・既往歴・生活歴等を把握してから視診・触診・計測評価・動的評価・神経学的評価・各種徒手検査を行い患者様が訴える不調の原因を見つけ出し、患者様一人一人に合った手技・RICE処置・ストレッチ・テーピングを施し不調の原因を改善、健康な身体へと導いていきます。